正しさの証明

誰かが怒っているのも、恨んでいるのも、問題が起きたからじゃない。
ずっと怒っていたんだよ。ずっと恨んでいたんだよ。
問題が起こる前からずっとずっと。
目の前にいる人や出来事に対して怒ってるように見えるけど、それは違うよ。
今まで抱え込んでた怒りや恨みが刺激されて、表に出てるだけの事。
自分を大切にしなかった人、否定した人、不当な扱いをした人。。。etc.
そうした人たちに自分の正当性を証明するために。
時や場所、状況が変われど、怒る目的は自分の正しさを、正当性を証明したいだけ。
怒ってる人の方が、怒られてる人より「正しい」って見えるもんね。
そういう立場に立てるからね。
いっくら正論言っても、そんなの全部、そいつの都合だもの。

自分の正しさを証明してる奴に、相手に対する思いやりなんてないのさ。
自分が正しいって思いながら、仲直りの方法なんて考えるから素直に謝れないんだ!!
そんな事を悩んでる暇があったら、さっさと謝った方がまだ賢い。

自分が影響された事は考えるけど、自分が他人にどう影響したかなんて考えないんだ!!
お馬鹿で、幼稚で、未熟だもんね。
だから、正しさを証明するための証拠集めに忙しくなるんだよ。
その証拠が自分を疑う証拠である事も気づかずにね。
もうそんな事は止めたら?