自殺の意味・私が感じるもの

テレビのワイドショー等で見かける「死」。

「高校を卒業したら最初に喪服を買え」

と言われるほど、時間がたつと「死」は身近なものになってくる。

私は「死=解放」とは思えない。
本人にとっては解放の意味が含まれてようと、残された立場の人はどうなるか?

「自殺」について書きたい。
まぁ、理由は当人にとってはとても大事なもので、色々ある。
それ(=理由)があるせいで生きていけないのだろう。
それがあるから、物事全てどうでもよくなってしまうんだろう。
私には想像がつかないけど、わからないけど、それこそ生きていけないくらいなものなのだろう。
だから「死ぬ」のか?
自らの死を持って、全てを「無」に帰し、「解放」される気でいるのか?
それは違う。
弱いからとか、逃げとかでなく、ただ違う。
「死=解放」ではない。決してない。
当人にとっては解放でも、関わりのある人、身内、知人、恋人等の人にとっては悲しみ、負担、「負」の始まりだ。
葬式費用、墓代、法事代、手続き。。。。
身内に生じる「金銭面」の負担。
関わる人全てに生じる「精神的」負担。
当人の意思に関係なく、でも、当人が引き起こす最大の過ち、周囲への「負担」。

残された人達の事を考えろってのは勿論、生きたくても死んでいく人達に対して申し訳ないだろう。
私は職業上、「死」を多少の人よりは多く見てきた。
自分の研修時代に嫌って程、見た。

そこに居る人達は「病魔」に侵されて、幾らもない生存の可能性を信じて、夢を見て、生きたくても強制的に「死」を選ばされる人達。
「何がしたい」「こうしたい」
贅沢な事は望まず、ただ生きることのみを望む。
それすらも叶わないと知りながら、ひたすらに望む。純粋に「生きたい」とだけ。
そんな人々を前にしながら、貴方は自ら死を選べるのですか?
その人達に向かって、自分は生きたくないと、
「死にたい」と目を見て言えるのか?

ただ私がそういう状況を見たから思うだけで、
人の「生死」に口出す事はできない。
あくまでも、考えを、私の感じるものを書きなぐってるだけに過ぎない。
戯言・キレイ事と思われようと構わない。

ただ、これから自殺を考えてる人は、
そう言う人達が居る。それを知るべきだ。

死は解放でも何でもない。何も残らない。
「無に帰す」のみ。